奥多摩に行ってきた
ふと思い立って奥多摩に行ってきた。
もともとは千葉の砂浜にでも行こうと思ってたんだけど、電車に乗る寸前で「なんか違う...!」とおもって予定変更。地震・津波こわいしね。
電車で2時間くらいかけて奥多摩駅に到着。

何も調べてなかったので(電車内ではずっと森博嗣の「幻惑の死と使途」を読んでいた)どこ行けばわからなかったけど、地図を見ると西に大きな湖があるのでそれを目指すことに。単純だなあ...
湖行きのバスが出ていたが、せっかくなので歩くことにした。
歩き始めてすぐに雨が降り始めてどうなることかと思ったけど、少し経つと止んでくれた。むしろ涼しくてラッキー。

大自然。
川
ずっと崖下に川が見えるな〜と思いながら歩いてたら、頑張れば崖から降りられそうな場所を見つけたので降りてみる。
ぬかるんだ場所がいくつかあり、コケると大変なことになるところだった。とはいえ手と靴は泥でぐちゃぐちゃに。
川の流れはかなり早く、流されると死ぬやつだろうな〜と思いながら手と靴を洗った。
写真だと躍動感が伝わりにくい。実感としては激流だった。
吊橋
道なりに歩いてると吊橋を発見。この日一番興奮した。「老朽化のため同時に渡れるのは二人まで」の表記が不安を煽ってきてまたいい。ギシギシ揺れるスリルがたまらない。

こんなかんじで探索してるとものすごくオープンワールドRPGをやっている感覚になった。完全にゲームばかりやってる現代っ子の感想で我ながら笑う。バーチャル旅行はいつ本格的に実現するんだろうか。

吊橋効果。吊橋から撮った写真は撮影者の恐怖心が付与され迫力が増すと言われている。
熊出没注意
奥多摩湖まであと3km、というところで熊出没注意の看板が。

半年くらい前に北海道で大学生が熊に襲われて死んだ事件があったっけ。
その時、お年寄りが子熊に襲われて撃退する動画を見て子熊の戦闘力に衝撃を受けた。熊怖すぎる。
ということで引き返して別の道を行くことにした。
奥多摩湖に到着
駅から歩くこと7km、ようやく湖に到着。

きれいだ。来てよかった。
奥多摩湖の外周を一周しようと歩いてたが工事による行き止まりに遭遇したので断念。野望は打ち砕かれた。とはいえ、冷静に考えて10km以上歩くことになるので狂ってる。帰ろう。
19時を回って周囲が暗くなってきた。終バスが30分後にあり、これを逃すとまた駅まで7km歩くことになることが判明してビビる。これだから無計画旅行はやめられない。
次奥多摩に来るときはちゃんと宿予約しよ...
無計画旅行
こんな感じで一人で何も計画せずに旅行に行くのが好きだ。無計画なので選択する道は結果的にありふれたものになりがちだけど、その頭空っぽな安楽さがたまらない。
情報が発達した今、事前に計画した旅行は予想外なことが起こりにくい。
この日は吊橋に遭遇したり熊出没注意の看板で引き返したり、思いがけないアクシデントが発生して面白かった。
将棋やプログラミングなど、先の先を考えて実行するゲームが好きなんだけど、逆に予想通りに物事が進むことに面白さを感じないんだと思う。想定外のバグが出ると楽しい。
あるいは、人生の選択に正解はなく、どれも正解だと考えているからか。